2015年10月24日、新宿エルタワーにおいて、第26回AMG内視鏡外科フォーラム（主催AMG内視鏡外科アカデミー、共催：ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社）が開催されました。今回のテーマは、「直腸癌に対する内視鏡手術」といたしました。

前半では、「ビデオプレゼンテーション」として直腸癌に対する腹腔鏡補助下低位前方切除術の手術ビデオを提示いただきました。AMGグループ内の3病院から、彩の国東大宮メディカルセンターの小島成浩先生、メディカルトピア草加病院の谷田孝先生、津田沼中央総合病院の佐々木純一先生より各施設のビデオ供覧をお願いしました。

それぞれのビデオに対して、AMGグループ外よりコメンテーターとしてお迎えした秋吉高志先生（がん研有明病院　消化器センター　大腸外科副医長）、永仮邦彦先生（順天堂大学医学部附属浦安病院外科講師）、石井利昌先生（埼玉医科大学国際医療センター　下部消化管外科講師）より今後の手術に生かせるご助言・アドバイスを頂きました。

後半では、コメンテーターとしてもご発言いただいた秋吉高志先生より、特別講演「腹腔鏡下直腸癌手術-TME、側方郭清、and beyond」を拝聴させていただきました。

講演は、定型的な腹腔鏡補助下低位前方切除術、直腸括約筋間切除の詳しい解説から始まり、腹腔鏡下の側方郭清の技術から、局所進行再発直腸癌に対する高度な腹腔鏡手術までお話しいただきました。特に後半では、秋吉先生ならではの緻密な技術を大変堪能させていただきました。

当日は、48名のご参加を頂きました。大変ありがとうございました。

加えまして、ご多忙の中ご指導いただきましたコメンテーターの先生方、および特別講演講師の秋吉先生に深く感謝いたします。

当番世話人　津田沼中央総合病院　副院長　河村　裕